〈石〉の始まり
石を送るメール・アートについて2009年にブログに取り上げています。この度の読本の原型になるブログです。
石を送るメール・アート読本
Mail Art by Sending Stones: A Reader
正誤表 = Errata
正誤表
みなさま
編集作業で校正の時間が十分にあったのですが英文は正しいはずとの思い込みで作品写真のキャプションの部分で多くの誤記、校正ミスが生じてしまいました。冊子に挟み込んだ正誤表と同じ内容このブログに記載します。また、これからも続く「石を送るメール・アート」について随時このブログでお知らせします。よろしくお願いいたします。
石を送るメール・アート読本
Mail Art by Sending Stones: A Reader
その3
美術手帳1970年7月号の第10回東京ビエンナーレ「人間と物質」展の特集記事です。
この右下の写真の〈石〉=Tne Nakanomata RiverPlan -13を実家の飾り棚に保管置いたところ、四半世紀前の改築工事で片付けられて行方不明になっていました。
この度の出版を機に昨日に実家に出向き自ら倉庫を探査し運良く発見することができました。
右下が当該作品。1970年の4月に上越市(元高田市)中ノ俣の中ノ俣川の川原で採取した石によるメールアートです。
13個の石を採取しメールアートに仕立てて展覧会に送りました。4個は会期中に紛失(持ち去られ?)9個手元に帰ってきました。その8個は用が済んだとして針金の束縛を外して川原に戻し、一番大きな〈石〉No.13の1個のみを記念として保管してきたわけです。この度その貴重な作品が見つかってこの上なく嬉しく思っております。
作品の生成から50年以上過ぎていますが針金も錆びておらず鑑賞に耐える姿を見せてくれていてありがたいです。
No.13のスタンプが押されている荷札の残欠もかろうじて残っており本当にレアな作品と言えます。
右下の針金で結えられた大きな石が当該作品です。